本専門教育プログラムでは、社会経済開発(Socio-Economic Development)の重要部分を有機的に構成する経済開発に焦点を当て、雇用確保・所得増大など経済成長を通じ貧困削減に資する経済開発の専門家、開発エコノミスト(Development
Economist)を育成する。多様化する21世紀の開発課題を踏まえ、経済開発を広く社会経済開発の一部として捉えて、開発への種々の参加主体、社会経済制度(インスティテューション)、文化等を整合的に考慮しうる
New Political Economy に造詣の深い開発エコノミスト育成を目指す。 特に、貿易政策、FDI政策、資本自由化政策、地域経済協力や多国間機関交渉への取り組みなどの「国際開発経済学」に関わる部分、これらと対を成す国内経済・制度改革、および貧困削減のマクロ戦略、マクロ-ミクロ・リンケージ戦略、中央−地方・リンケージ戦略などを含めた「経済開発政策」と「開発マネジメント」を中心に取り扱う。 これにより、問題把握、政策立案、政策施行・調整を包括的にマネジメント出来る開発エコノミスト育成を目指す。 また本プログラムの特徴として、計量・実証分析、政策シミュレーションなど数量分析能力の付与を重要視する。
1) 修士課程では、基礎能力として統計データを見て一国のマクロ経済の現状の特徴を開発のコンテキストで分析できる能力を目指す(短期分析)。同時に、長期の経済発展理論をふまえて長期開発戦略を考えられるような知識と、短期から長期にわたる開発プラニングを支える数量分析手法を付与する。 また、他専門教育プログラム群と連携することにより、伝統的な開発経済学の分析対象範囲を超えて、新しい開発への参加主体、社会経済制度(インスティテューション)、文化基盤等も学習対象とするカリキュラムを用意する。 これらを踏まえ、修士論文指導段階では、経済開発に関する整合的な政策立案力、その施行をマネジメントする能力開発を目指す。
2) 博士課程では、修士課程で取得を求められている種々の素養を基礎として、イメージとしては世界銀行、アジア開発銀行などの国際機関の開発エコノミストや開発研究・教育の分野で大学教員に要求されるだけの経済学全般の基礎知識と特定分野の深い研究能力を付与する。加えて実学としての開発に取り組む現実感覚を養成し、実務経験を奨励する。
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